RAKUSHO ATTACHECASE

礫翔アタッシュケース

製作者:裕人礫翔 & 植村賢仁

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世界的な箔工芸作家・裕人礫翔氏の手による箔を貼ったブルー・レザー(表裏面)、
金箔を貼ったレザー(側面)に使用した高級アタッシュケース。
内装は天然スェードに「剛腕(GO-ONE)」のコンセプトを英文で打刻しました。

【アタッシュケースの起源】

外交使節団の職員で、軍事、経済、文化、科学などの専門分野を管掌し、使節団の任務に協力する専門的職員、
または国際機関や国際会議で同様の機能を果す政府職員をアタッシュ【(フランス)attaché】という。
彼らが機密文書を運搬の際に堅牢性の高い箱型の鞄が必要となり、アタッシュ(アタッシェ)ケースが生まれた。

外寸
335×455×70mm
内寸
310×430×45mm
備考
・イタリア製錠前
・取手カン、底鋲、丁番、ステーは真鍮挽物
・外箱は専用ウォルナットケース(製作:井口敬茂)

裕人礫翔略歴

1962年 京都 西陣に生まれる。

京都市伝統産業技術功労者でもある父、西山治作を師として柄絵箔業に携わる。

その伝統の継承だけではなくアートとして金銀模様箔の創作に積極的に取り組み、様々なジャンルのアーティスト達との
共同製作を行い、イタリア、フランスなどで活躍。
京都国立博物館、名古屋ホテルマリオット等、文物の修復やインテリア装飾など幅広い創作活動を展開する。

一方、文化財保存を目的とするデジタルアーカイブ事業で、箔工芸士の誰もが完成することの出来なかった再現手法を
独自の理論、経験を基に完成させ、貴重な文化財の保護と活用、および世界への発信に貢献。その手法は特許を取得。

国宝「風神雷神図屏風」高精細複製を制作し、建仁寺へ奉納。
また、南禅寺、妙心寺、相国寺、隨心院、二条城、名古屋城などに収められた障壁画の複製に注力。

メトロポリタン美術館、シアトル美術館など日本国外で所蔵する作品を複製するプロジェクトにも意欲的に参加。
光琳や狩野派による屏風、襖絵を京都に里帰りさせる。これらの文化財複製の質の高さ、文化的価値と貢献が認められ、
“京版画”として商標登録される。

植村 賢仁略歴

マスミ鞄嚢 鞄職人

植村 賢仁Kenji Uemura

1916年創業の3代目。
ご依頼される方がどんな風に使いたいのか、
何を求めてオーダーされたのか、
永く愛用した後修理できるのかなど、
創る時から使い込んだ未来を見て鞄を生み出します。
100年以上培ってきた技術で心に残るカタチにしていきます。
そして培った技術を次の100年に継承していきます。